【クリアレビュー】Wo Long: Fallen Dynasty 死にゲーとは異なる高難易度アクションの新たな可能性【PS5 / PS4 / Xbox Series X|S / PC】

今回は3月3日に発売されたコーエーテクモの新作アクション『Wo Long: Fallen Dynasty』のクリアレビューとなります。結論から言うと、今作の評価は「死にゲー」に何を求めるかで大きく左右するでしょう。
　『仁王』や『ダークソウル』のようなヒリつく攻防、『SEKIRO』のような「パリィ」を多用する剣戟、『エルデンリング』のような自分だけの冒険。『Wo Long』では、それらのエッセンスを少しづつ感じられることは紛れもない事実です。特に「パリィ」については、その魅力を最大化するべく全てのゲームデザインが徹底されるほどで、個人的には大満足といえます。
　ですが、その一方で好き嫌いが二分するであろう、「ハードルを低くするため」に用意された救済要素の数々、説明不足に起因する遊びづらさなど、ユーザーの「死にゲーの習熟度」によって気になる部分もあります。ではレビューに入っていきましょう。

【目次】
00:00 序文
00:54 『Wo Long: Fallen Dynasty』について
02:44 ノンストップを極めたバトルシステム
　・華麗なアクションと「死にゲー」らしくないデザイン
　・戦闘の全てを司る「氣勢システム」
05:12 最重要アクション「化勁」について
07:05 遊びやすさを向上させる「士気ランクシステム」
　・遊ぶほどに強くなる「士気ランク」
　・探索しがいのある「報酬に満ちた」フィールド
10:54 幅広い成長要素について
12:19 気になること・知っておきたいこと
　・ストーリーがあまりにダイジェストすぎる
　・やや満足感に欠けるボリューム面について
　・単純に分かりづらさが目立つUI・UX
16:01 結語　難易度まで調整可能な「死にゲー」

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